シンクまわりの不快な点

シンクのまわりで不快と感じることについて尋ねたところ、
「水アカ」70.9%
「ぬるつき」65.1%、
「ニオイ」62.2%、
「黒ずみ」57.2%という回答が過半数を超え、
“シンクの汚れやニオイ”に不快感が高いという結果になっています。

主婦年代別にみると、
20代は「水アカ」「ぬるつき」「ニオイ」が約70%と、総じて高くなっています。
また20代、30代ともに「ニオイ」が70%弱、
40代、50代に比べて高くなっているほか、
総じて20代主婦において「不快に感じる」回答が高いのは、
キッチンに対する理想が高いせいと思われます。

逆に、40代主婦では、ほとんどの回答が全体の回答を下回っています。

子育てなどで忙しい、この世代においては、
シンクまわりの不快な点以上に日々の生活で気になる点が多いようです。

オープン型キッチンでは、
全ての項目で全体の回答を上回っています。
人の目に触れやすいことと、不快に感じる事柄が、密接な関係にあると思われます。
(キッチン白書による)

シンクまわりの不快な点・・・解決法

シンクのまわりで不快と感じることについて、その解決法を尋ねたところ、
4項目【水あか】【くもり】【ぬるつき】【黒ずみ】全てで
「マメに掃除している」が最も高くなっています。
【水アカ】【くもり】【ぬるつき】では50%以上、
【黒ずみ】でも40%を超えています。

「力を入れてゴシゴシ洗っている」も30%強となっています。
この2項目「マメに掃除している」「力を入れてゴシゴシ洗っている」の回答が圧倒的に多くなっています。
「プロのお掃除サービスを頼んでいる」は、4項目全て0ポイントです。
解決法は、“自分自身でマメに、チカラ技で”と考えているようです。

「あきらめている」人は、
【くもり】で11.3%、
他3項目でも5%前後の回答がありました。
なかでも有職主婦よりも、専業主婦の方が諦めるのが早いようです。

主婦年代別の傾向としては、
40代の「マメに掃除をしている」という回答が
【水アカ】【くもり】【ぬるつき】【黒ずみ】全ての項目で全体を下回り、
前頁の質問にある「不快な点」での傾向と同様に、
40代主婦の多忙さと関係があると思われます。

逆に20代主婦の「マメに掃除をしている」解答が総じて高くなっています。
キッチンをキレイに保とうとする意識が高いことも、
前頁の回答と関係していると考えられます。

「スチールウールのたわしを使っている」という項目は、50代主婦に目立ちます。

職業のあるなしでみると、
「強い洗剤を使っている」は有職主婦に多い傾向です。
(キッチン白書による)

シンクまわりの不快な点・・・指摘

シンクまわりで不快に感じることについて、他の方に指摘されたことがあるかと尋ねたところ、
4項目全てにおいて70%以上が指摘されたことはないと回答しています。

「(シンクを汚いと)指摘されたことがある」と回答があったなかで
最も多いのは「夫」で、
【黒ずみ】18.5%、
【ぬるつき】16.8%、
【水アカ】15.0%、
【くもり】11.3%
全ての項目で10%を超えています。

主婦年代別にみると、
年代が若いほど「夫」からの指摘が増える傾向があります。
20代の「夫」からの指摘が最も高くなっています。
特に【黒ずみ】は30%が指摘を受けています。

主婦職業別では、
【水アカ】を除く3項目において、
専業主婦よりも有職主婦の方が「夫」の回答率が高くなっています。
「働くのは良いが、家のことはちゃんとしてほしい」という
夫の態度が想像できる結果と考えられます。
(キッチン白書による)