システムキッチンという言葉は、日頃よく耳にも目にもしますよね。特に新しい家では、この家のシステムキッチンはこんなに素晴らしいので、料理をつくるのがこんなに楽しいというような広告はたくさんあります。

システムキッチンとは

そもそもシステムキッチンとはどういうものなのかということを具体的に説明すると、システムキッチンは最先端のキッチンとして、昭和40年代後半に登場し、今やキッチンの一つの形として定着をしてます。新築のマンションにしても、建売の一戸建て住宅にしても、キッチンが生活の中心として位置づけているので、お客さんを呼びこむツールとしても必ずあります。具体的には収納スペースやシンク、ガスコンロやIHクッキングヒーターなどの加熱調理器をはじめ、食器洗浄機や浄水器などをビルトインにし、ワークトップで一体型にしたキッチンなので、非常に使い勝手が良いということが普及をしている最大の要因ということがいえます。

メリットだらけのシステムキッチン

先ほど、新築の住宅には必ずシステムキッチンがあるということを来ましたが、キッチンをリニューアルしてシステムキッチンにしたいというニーズもあり、パナソニックなどの家電メーカーがシステムキッチンに参入すると言うのは、当然の流れということが出来ます。

実際に、システムキッチンに切り替えたことで、家族との会話が増えるようになったとか、今まで料理の手伝いをしてくれもしなかった夫が積極的にキッチンに立ってくれるようになったというような声も聞かれて、システムキッチンを利用していることで、家庭内が円満になったということもよく聞かれるようになっています。

システムキッチンにもデメリットはある

そんな非の打ち所の無いシステムキッチンにメリットばかりで、デメリットはないのでしょうか。

システムキッチンにはメリットがあり好評を得ているということもありますが、やはりデメリットはあります。まずは、コストの面ですね。システムキッチンの場合は、様々な種類が更にありますが、安価なものがあるものの、一般的に名の知られているところに頼めば、最低でも50万円はかかります。そこまでコミュニケーションをしながら料理をしたいんですか?料理に集中しないんですかという疑問の声が聞こえます。

また、アイランド型のキッチンということになると、極端な話部屋の真ん中にキッチンがありますので、スペースを多くとってしまうことで部屋自体が狭く感じられるようになってしまいます。

しかも、スペースが大きい上に火を使って料理をすれば、汚れが拡散する可能性も大きくあります。

したがって、闇雲にシステムキッチンを選ぶというよりも、キッチンに何を求めるのかということをまずは決めておいた上で、信頼できる業者さんに相談をしてみるということが大事なことだといえます。